グラフィックデザイナーの柏木江里子さんが亡くなられました。
「死だけは平等」なんて言葉があるけれど、その日は遠い方がいい…と痛感しました。
明るく、楽しく、すっとしていて、ちょっぴりわがままで、
寂しがり屋で、料理が上手で、盆踊りが好きで、着物をきれいに着こなし、
ちょっとおっちょこちょいで、でも仕事が大好きで、
とてもとても美しい仕事をされました。
思い出すだけで涙が溢れて来てしまいますが、出会えたことは幸運でした。
それにしても買い物が好きな人でした。
「気持ちいいぐらい買い物してたね」とお清めの席でも大いに盛り上がりました。
月光荘のスケッチブック。買う時はもちろん数十冊単位。
引っ越しのとき、わたしは上質な和紙を一束頂きました。
そして、わたしが知っている最後の買い物は「美容院の椅子」でした。
わたしの美容師さんが引っ越すので引っ越しバザーをした際、
そこにあった椅子をいたく気に入り、美容師さんに頼んで、都合して
貰っていました。
通夜のお清めはこんな話題で盛り上がり、柏木さんと出会えた幸せを
みんなで噛み締めました。
自分の意志で、戒名に「意匠」の文字をつけて、逝ってしまった柏木江里子さん。
良い思い出をありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。